空き家の放置は危険!空き家の所有者なら知っておきたい行政代執行についてご紹介!
空き家を放置すると、最終的に行政代執行という対処まで行き着きます。では、行政代執行とは何でしょうか。
行政代執行されると、どのような不利益があるのでしょうか。また、行政代執行を避ける方法も知っておきたいものです。空き家放置による行政代執行について解説します。
□行政代執行とは
行政代執行とは、空き家の所有者に代わって、長期間放置されたままの空き家を、行政が適正に管理することです。空家等対策特別措置法の施行により、全国の自治体で認められました。同法の施行により、道路にはみ出した木の枝を切ったり、放置されたごみを撤去したりする措置が可能になりました。
最悪のケースでは、行政が空き家を解体することになります。行政代執行で請求される解体費用は通常よりも高くなる傾向があります。もし、請求された費用を支払わなければ、所有者の財産が差し押さえられる恐れがありますので注意しましょう。ただし、いきなり代執行されることはありません。何度も改善を求めたのに、応じてもらえない場合に適用される法律です。
もちろん、空き家を放置しておけば、自動的に行政が対処してくれるというものではありません。
行政代執行にかかる費用はすべて所有者に請求されますし、その金額は通常の相場よりも高い可能性があるのです。行政代執行には懲罰的な意味も含まれているので、それは当然のことかもしれません。
空き家は所有者が適正に管理する義務がありますが、それを怠るから行政代執行をされるわけです。放置空き家に対して行政が行う最終手段ですから、適用されると所有者にとってデメリットしかないのは言うまでもないでしょう。
□行政代執行を避けるには
多くの場合、空き家が生じるのは実家の両親が亡くなったときです。子供たちがそれぞれ独立していれば、今さら実家に住む人はいないので空き家になるのです。空き家を放置して近隣に迷惑をかけたり、行政代執行をされたりしないためには、空き家を売るか貸す方法がおすすめです。
売却すればまとまったお金が入る上に管理も必要なくなりますが、住み慣れた実家を手放すことになります。
これに対し、空き家を賃貸物件として貸し出せば、実家は手元に残って家賃収入が入り、管理する必要もなくなります。
□まとめ
行政代執行とは、適正に管理されていない空き家に対して、行政が代執行できるようになったものです。行政代執行をされると、最悪の場合空き家が解体され、その際の費用は所有者に請求されます。解体費用は通常の相場より高い場合が多いので、所有者にとっては大きなデメリットです。
行政代執行を避けるためにも、空き家の管理や活用方法について、一度考えてみましょう。
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